| 物 | 大田区 | 世田谷区 |
|---|---|---|
| 仏壇 | 粗大ごみ(箱物家具として大きさで手数料) | 粗大ごみ(有料) |
| 人形 | 30cm未満は可燃ごみ・それ以上は粗大ごみ | 30cm以下は可燃ごみ・超えると粗大ごみ |
| 写真・アルバム | 可燃ごみ | 可燃ごみ |
先に中を確かめる
仏壇の引き出しや、人形のケースの台、アルバムのあいだには、ほかの場所に無い物がしまわれていることがあります。手放す前に、次の物が無いかを見ます。
- 仏壇の引き出し・下の戸棚: 通帳・印鑑・権利証・保険の証書・現金・遺言書。封のある遺言書は開けずに、家庭裁判所で開ける手続き(検認)をします(遺品整理で捨ててはいけない物)。
- 位牌・過去帳・遺影: 家族の名前や命日が書いてあるので、ほかの家族に残すかどうかを聞いてから決めます。
- アルバムのあいだ: 手紙・はがき・へその緒・古いお札など。
国民生活センターには、遺品整理を頼んだら、残す約束の大事な書類と一緒に、アルバムや、回線につながった電話機まで処分されたという相談が寄せられています(見守り新鮮情報 第525号・2025年10月30日)。人に頼むときも、残す物と手放す物を先に分けておきます。
残すか、供養するかを決める
仏壇や人形を手放す前に供養するかどうかは、法律や区の決まりではなく、家族の考え方で決めます。菩提寺(先祖のお墓のあるお寺)があれば、仏壇や位牌をどうするかを先に相談しておくと、あとで親族と行き違いになりません。
- 供養を頼むとき: やり方や費用はお寺や神社ごとに違います。頼む前に、費用と、持ち込むのか来てもらうのかを確かめます。
- 形見として残すとき: 小さな仏壇に替える、位牌だけを引き取る、人形を1体だけ残す、という分け方もあります。形見分けの進め方は形見分けはいつ・誰とにまとめています。
- 区のごみに出すとき: 供養をしなくても、区の分け方どおりに出せます。気になるときは、紙や布に包んでから出す家もあります。
仏壇や位牌は、相続財産とは別に、先祖のまつりを受け継ぐ人が引き継ぐ決まりです(民法第897条)。だれが受け継ぐかを家族で決めてから、残すか手放すかを決めます。形見分けにしない物は形見分けはいつ・誰とにもまとめています。
仏壇の出し方
大田区: 仏壇は「箱物家具」として、大きさを確かめて粗大ごみに申し込む。手数料は次のとおりです。
| 大きさ | 手数料 |
|---|---|
| 一番長い辺とその次に長い辺の合計が135cm未満 | 300円 |
| 135cm以上180cm未満 | 900円 |
| 180cm以上270cm未満 | 1,300円 |
| 270cm以上360cm未満 | 2,300円 |
| 360cm以上 | 3,200円 |
270cm以上のものは、どれか一辺でも230cmを超えると収集できない(切る・分解するなどして230cm以下にする)。
世田谷区: 仏壇は粗大ごみ(有料)。粗大ごみの手数料は、原則として解体する前の大きさで決まるので、手数料は申し込みのときに大きさを伝えて確かめます。
仏壇は重く、扉や引き出しのガラスが割れやすい物です。粗大ごみは収集日の朝に決められた場所まで出す必要があるので、運び出せる人がいるかを先に決めておきます(東京23区で遺品を出すとき)。
人形・ぬいぐるみ・ひな人形
- 大田区: ぬいぐるみ・人形は粗大ごみで300円。30cm未満は可燃ごみ。人形ケースは粗大ごみで300円。人形(粗大ごみ)を入れて出すときは、人形の料金は要らない。ひな壇は粗大ごみで900円。ひな人形は可燃ごみ。
- 世田谷区: 人形は、一辺の長さが30cm以下なら可燃ごみ、30cmを超えると粗大ごみ(有料)。人形ケースは、一辺の長さが30cm以下なら素材によって可燃ごみか不燃ごみ、30cmを超えると粗大ごみ(有料)。ぬいぐるみは、30cm以下なら可燃ごみ、30cmを超えると粗大ごみ。区は、できるだけ町会・自治会・エコプラザ用賀・リサイクル千歳台などの古着・古布の回収に出すよう呼びかけている(回収先に確かめる)。
ひな人形や五月人形は、箱・台・飾りで出し方が分かれます。ケースのガラスは割れないように包んでおきます。
写真・アルバム・額
- 大田区: 写真・アルバムは、再生できない紙類として可燃ごみ。ガラス板の額縁は粗大ごみで300円。
- 世田谷区: 写真・ネガ・アルバムは可燃ごみ(資源にはならない)。額は、一辺の長さが30cm以下なら木製・プラスチック製は可燃ごみ、金属製は不燃ごみ。ガラスの部分は新聞などに包んで「キケン」と書いて不燃ごみ。30cmを超えると粗大ごみ(有料)。
写真は量が多く、選ぶのにいちばん時間がかかります。家族それぞれが欲しい写真を先に抜いてもらい、残りは、スキャンや撮影でデータにしてから手放すと、量が減っても思い出は残せます。アルバムの台紙からはがれない写真は、ページごと撮ります。
手紙・日記・住所録
手紙や日記、住所録、年賀状には、亡くなった人とほかの人の名前・住所が書いてあります。ほかの人の情報でもあるので、そのまま束ねて出さず、名前や住所の部分を破ったり、塗りつぶしたりしてから出します。
世田谷区の分け方では、シュレッダーのくずは、異物が混ざりやすいので可燃ごみです。シュレッダーにかけた紙は古紙の回収に出さず、可燃ごみに出します。
住所録や年賀状は、亡くなったことを知らせる相手を探すのに使うので、知らせ終わるまで残しておきます。
区の一覧に無い物
位牌・遺影・神棚・掛け軸は、大田区の粗大ごみの品目一覧にも、世田谷区の分別一覧にも品目として載っていません。出し方に迷うときは、大きさと素材を伝えて、区の清掃事務所か粗大ごみ受付センターに聞いてください。
片付けの手伝い
- 仕分け: 残す物・形見分けする物・売る物・処分する物に分けます。書類・封筒・通帳のような物は先により分けて、ご家族にお渡しします。
- 梱包・運び出し・家具の解体: 残す物や形見分けの品を箱に詰め、大きな家具は解体して家の中から運び出します。
- 区・市の収集に出す手伝い: 家具などは区・市の粗大ごみに出します。申し込みの代行と、収集日の朝の運び出しを手伝います。袋のごみは区・市の分け方に合わせて袋に詰めます。
- 紙・布・鉄・びんの引き取り: 古紙(新聞・雑誌・段ボール)・古着・布・金属くず(鉄など)・空きびんは、再生利用に回す物として引き取ります。
遺品整理で出る家具や燃やすごみなどの家庭のごみは、区・市が集める決まりです。区・市の収集に出すところまで(申し込みの代行・家具の解体・収集日の朝の運び出し)を手伝います。仏壇の引き出しやアルバムのあいだから出てきた書類・手紙は、捨てずにご家族にお渡しします。
よくある質問
仏壇は、供養をしないと捨てられませんか?
供養は法律や区の決まりではありません。大田区・世田谷区とも、仏壇は粗大ごみとして申し込めます。供養をするかどうかは、家族や菩提寺と相談して決めてください。
大田区で仏壇を出すと、いくらかかりますか?
大田区は仏壇を「箱物家具」として扱い、一番長い辺とその次に長い辺の合計で手数料が決まります。合計135cm未満なら300円、360cm以上なら3,200円です。
写真はどう処分すればいいですか?
大田区・世田谷区とも、写真とアルバムは可燃ごみです。家族それぞれが欲しい写真を先に選び、残す分はデータにしてから出すと、量を減らせます。
あわせて読む
出典
- 粗大ごみの出し方(「粗大ごみ品目・手数料一覧」はこのページから)(大田区)
- 可燃ごみ(大田区)
- ごみ分別一覧(オープンデータ)(世田谷区)
- 粗大ごみの処理手数料について(世田谷区)
- 見守り新鮮情報 第525号 遺品整理を頼むときは、事業者選びは慎重に(2025年10月30日)(国民生活センター)
- 民法(第885条・第896条〜第898条・第907条・第915条・第921条・第940条・第1004条・第1005条)(e-Gov法令検索)
- 遺言書の検認(裁判所)
確認日: 2026年10月29日