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都営住宅で名義人が亡くなったときの遺品整理

都営住宅は、名義人が亡くなると、同居の家族が住み続けられるかどうかで手続きが分かれます。一人暮らしだったときは、JKK東京(東京都住宅供給公社)の窓口センターに住宅返還届を出し、部屋の物をすべて運び出して鍵を返します。

あなたの場合はどれか
場合すること
一人暮らしの名義人が亡くなった窓口センターに住宅返還届。JKK東京は、1か月半程度で片付けて、返還の手続きと同時に鍵をすべて返すよう案内しています
同居の家族が住み続けたいまず世帯員変更届。使用承継の基準に当てはまれば住宅使用承継申請書
同居の家族がいるが、住み続けない・承継できない亡くなった日から6か月間の退去の猶予のあいだに片付けて、住宅返還届を出す

住み続けられる人(使用承継)

住み続ける(使用承継する)ことができるのは、原則として名義人の配偶者か、パートナーシップ関係の相手方(パートナーシップ関係は令和4年11月1日から)です。例外として、承継する人が60歳以上の高齢者のとき、障害者や病弱者がいるときは、名義人の三親等以内の親族(親・子・祖父母・孫・兄弟姉妹・おじ・おば・おい・めいなど)まで認められる、とされています。当てはまるかどうかは、名義人が亡くなった時点で判断されることになっています。

承継が許されるには、主に次の条件があります(東京都住宅政策本部の使用承継制度のページから)。

同居の人がいるときは、まず窓口センターに「世帯員変更届」を出す。基準に当てはまり住み続けるときは「住宅使用承継申請書」を出す。当てはまるかどうか迷うときは、JKK東京お客さまセンター 0570-03-0071 に聞いてください。

住み続けないときの期限

東京都は、承継の基準に当てはまらないときや、住み続けないときは、名義人が亡くなった日から6か月間が退去の猶予の期間で、この間に退去する、としています。猶予の期間を過ぎても退去しないと、猶予の期限の翌月から近くの同じような住宅の家賃に当たる額を負担することになり、最後は訴えを起こされることもあるとされています。

20歳未満の人だけが残されたときは、条件を満たせば、年長の人が20歳になるまで退去が猶予されることになっています。

6か月は、遺品整理に使える時間の上限と考えてください。相続放棄を考えている人がいるときは、放棄の申し出の期限(相続が始まったことを知った時から3か月)のほうが先に来ます。部屋の物を処分する前に、相続放棄を考えているときの遺品整理を読んでください。

住宅返還届と家賃

部屋の片付けと鍵

「すべての持ち物」には、押し入れ・天袋・ベランダ・物置・郵便受けの中も入ります。最後に空になったかを見て回ります。エアコンや照明を名義人が自分で付けていたときは、外すかどうかを窓口センターに確かめてください。

保証金

保証金(敷金にあたるお金)は、まだ払っていない使用料(退去の月の分を含む)と、元に戻す費用に充てられる。足りなければ納入通知書で請求され、残りがあれば郵便振替払出証書で送られ、ゆうちょ銀行の窓口で受け取る。返ってくるお金も相続財産なので、受け取ったら相続人で分け方を決めます。

相続人ではない人が片付けるとき

JKK東京は、部屋の中の家財道具や返ってくるお金は、相続財産として相続人に引き渡すべきもの。成年後見人や遺言執行者が片付けるときは、家庭裁判所の許可や遺言の中身の確認が要り、相続人の承諾などの書類を求められることがある、としています。

亡くなった人の兄弟や甥・姪が片付けを頼まれたときも、相続人がだれかを先に確かめ、相続人の了解を取ってから物を運び出してください。

区営住宅のとき

区営住宅は、区ごとに窓口と決まりが違います。

片付けの目安の長さは、都営住宅(1か月半程度)と世田谷区営住宅(6か月程度)で違います。どちらも窓口の案内の目安なので、亡くなったことを知らせるときに、いつまでに返せばよいかを聞いておきます。

返す日から逆算した段取り

  1. 窓口センターに知らせる亡くなったこと、住み続けるか返すかを伝え、返す日の目安と、要る書類を聞きます。
  2. 大事な物と鍵を探す通帳・印鑑・保険の書類・入居のときの書類と、鍵3本を先に探します。
  3. 粗大ごみを早めに申し込む大田区の粗大ごみは、2週間以上先の日程になることがある(引っ越しのごみのページでは、申し込みから約2週間が目安)。家具を出すと決めた時点で申し込みます(東京23区で遺品を出すとき)。
  4. 集合住宅の出し方を確かめる大田区では、集合住宅の粗大ごみは各部屋の玄関先には出せません。団地の出し場所は、自治会や窓口センターにも確かめます。
  5. 住宅返還届を出す片付けが終わる日が決まったら、その14日前までに出します。
  6. 電気・ガス・水道を止める片付けの最後の日まで使えるよう、止める日を返還の日に合わせます。
  7. 鍵を返す返還の日までに、鍵をすべて窓口センターへ返します。

片付けの手伝い

遺品整理で出る家具や燃やすごみなどの家庭のごみは、区・市が集める決まりです。区・市の収集に出すところまで(申し込みの代行・家具の解体・収集日の朝の運び出し)を手伝います。団地の上の階からの運び出しや、家具の解体も手伝います。返還の日が決まっているときは、見積もりの申し込みのときに、ご相談の内容の欄にその日を書いてください。

よくある質問

一人暮らしの親が都営住宅で亡くなりました。いつまでに片付ければいいですか?

JKK東京は、窓口センターに住宅返還届を出し、1か月半程度で部屋を片付けて、返還の手続きと同時に鍵をすべて返すよう案内しています。返還届は退去する日の14日前までに出します。

同居していた子は住み続けられますか?

原則として、住み続けられる(使用承継できる)のは名義人の配偶者かパートナーシップ関係の相手方です。承継する人が60歳以上のときや、障害者・病弱者がいるときは、三親等以内の親族まで認められます。収入や同居の期間などの条件もあるので、窓口センターで確かめてください。

返還の立会いは要りますか?

都営住宅は、JKK東京の案内では立会いは必要ありません。世田谷区営住宅は立会いがあり、荷物をすべて運び出してから日程を決めます。

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出典

確認日: 2026年10月29日

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