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一軒家の遺品整理で、量が増える場所と区・市が集めない物

一軒家の遺品整理は、部屋の中よりも物置・庭・屋根裏・倉庫・ガレージで、量も手間も増えます。庭の土や石、耐火金庫、ピアノ、灯油や農薬のように、区・市が集めない物も出てきます。このページは、区・市の公式ページで確かめた決まりだけを並べました。料金の額は載せません。

一軒家で先に確かめる3つ

一軒家の費用に公的な相場は無い

遺品整理の料金は、国や区が決めた額ではなく、事業者ごとに決める料金です。国民生活センターは、作業の内容も料金も業者ごとに違うので、いくつかの業者から見積もりを取って比べるよう呼びかけています(見守り新鮮情報 第525号・2025年10月30日)。

このページは、一軒家の費用の額を示しません。一軒家で見積もりが大きく変わりやすいのは、部屋の中の量よりも、敷地の中の物と、区・市が集めない物です。どちらも、見積もりの前に確かめておく点です。国民生活センターも、追加の料金がかかる場合は事前に確かめるよう呼びかけています。

量が増えやすい5つの場所

場所見落としやすい物先に確かめる決まり
物置庭の道具・肥料や農薬・灯油の缶・ペンキ・古いタイヤ・ブロック・植木鉢灯油・農薬・塗料は区・市が集めない(下の一覧)。物置そのものの出し方は別にあります
庭土・石・ブロック・レンガ・植木鉢・庭木の枝・物干し台土・石・ブロックは、大田区・世田谷区が収集できないと書いています。枝は長さ50cm前後に切って束ねる(庭木の枝)
屋根裏・天袋・床下収納古い布団・箱・古い家具・古い家電エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機は、大田区・世田谷区・川崎市とも収集しない。大田区は、区が家の中から運び出さないと書いています
倉庫・離れ・納屋工具・建材・波板・仕事で使った道具事業に伴って出る物は家庭のごみと扱いが違う(大田区は事業者の粗大ごみを収集しない。川崎市は生活環境事業所か減量推進課に聞く)。世田谷区はアスベスト含有物を収集できない
ガレージ・車庫タイヤ・バッテリー・自転車・バイク・車用品タイヤ・バッテリーは、3つの区・市とも収集しない。大田区と川崎市は、オートバイも収集しない

区は家の中から運び出さない。65歳以上の人や障害のある人だけの世帯で、身近な人の協力が得にくく、自分で屋内から運び出せないときは「運び出し収集」がある(清掃事務所に電話で申し込み・区が訪問して判断)。

区・市が集めない物

次は、大田区「区では収集できないもの」、世田谷区の「ごみ分別一覧」、川崎市「ごみの分別に迷ったら」で確かめた内容です。収集しない物は、購入店・メーカー・専門業者に聞くのが、どの区・市の案内にも共通しています。

土・砂・石・ブロック・レンガ大田区: 土(園芸用を含む)・砂・石・灰など、コンクリートブロック、レンガは収集できない。
世田谷区: 家庭菜園やガーデニングで使った土・砂・石・ブロック・レンガは区では収集できない。
川崎市: 石・レンガ・敷石・漬物石(直径30cm未満)は、粗大ごみ受付センターに電話で申し込む(無料)。1回につき5個まで。30cm以上のものは収集できないので、販売店等に相談する。ブロック塀は収集しない
耐火金庫・ピアノ大田区: ピアノ、耐火金庫は収集できない。
世田谷区: 耐火金庫(大型を含む)とピアノは専門業者へ依頼する。手さげ金庫は不燃ごみ。
川崎市: ピアノは市では収集しない(電子ピアノは粗大ごみ)。耐火性の金庫は市では処理しない
灯油・ガソリン・塗料・農薬大田区: 石油類(ガソリン・軽油・灯油・シンナー・エンジンオイル・塗料など)と、毒物及び劇物は収集できない。
世田谷区: 灯油・ガソリン・農薬類・除草剤・塗料・ペンキは区では収集できない(専門業者へ依頼)。
川崎市: 石油類・灯油・農薬は市では収集しない(購入店か生活環境事業所に相談)
灯油が入ったままのストーブ大田区: 灯油が入ったままの石油ストーブ類は収集できない。灯油を抜けば粗大ごみとして収集できる。
世田谷区: 石油ストーブ・石油ファンヒーターは粗大ごみ(有料)。灯油は必ず抜く
消火器・バッテリー・タイヤ・ガスボンベ大田区: 消火器、自動車・バイク・電動自転車用のバッテリー、タイヤ、オートバイ、自動車、プロパンガスなどのガスボンベは収集できない。
世田谷区: 消火器・バッテリー・タイヤ・プロパンガスボンベは区では収集できない。
川崎市: 消火器・バッテリー・タイヤ・オートバイ・プロパンのガスボンベは市では収集しない
アスベスト・石膏ボード世田谷区: アスベスト含有物は区では収集できない。床材・壁材・天井材を自分で外すときは、含まれていないかを確かめ、疑いがあるときは自分で外さず、施工業者か相談窓口へ。石膏ボードも専門業者へ依頼する
大きい物・重い物・事業の物大田区: 一辺の長さが230cmを超えるもの、大人2人で持ち上げられない重い物、事業者から出る粗大ごみは収集できない。
川崎市: 重さ100kg以上、長さ2m以上、爆発・火災のおそれがある物、有害物質は「処理困難物」で収集しない。事業活動に伴って出るごみは、生活環境事業所か減量推進課に聞く

家庭菜園やガーデニングなどで使った土や砂、石やブロック、レンガは、廃棄物に当たらない、または清掃工場などの処理施設の故障につながるおそれがあるため、区では収集できない。集積所に出したり、公園などにまいたりすることは不法投棄に当たるので、絶対にしない。

収集しない物が見つかったら、見積もりの前に、名前と大きさを写真と一緒に控えておきます。

聞く先

物置そのものの出し方

庭木の枝と庭の物

区・市枝・落ち葉の出し方
大田区枝は、長さ50cm以内、幹の太さ10cm以下に切断し、ひもで束ねて可燃ごみに出す。4束以上を1度に出したいときは、「臨時ごみ」として有料になる。
世田谷区少量の植木の枝葉は可燃ごみ。太さ10センチ以下、長さ50センチ以下に切り、幅30センチ程度に束ねて出す。害虫駆除で出る枝葉には「毛虫注意」などの表示をする。長さ50cm以上、直径10cm以上の枝は粗大ごみ。多量のときは清掃事務所に相談する。落ち葉は可燃ごみ。おおむね45リットルの袋で4袋以上出すときは、清掃事務所に相談する。
川崎市落ち葉・剪定枝・刈り草は普通ごみ。枝は太さ10cm程度、長さ50cm未満に切って束ねる。最長辺が50cm以上なら、乾燥させてから粗大ごみに出す。

量が多いときは、大田区は4束以上を臨時ごみ(有料)、世田谷区は多量なら清掃事務所への相談、と案内しています(大田区・世田谷区)。

見積もりの前に撮る写真と確かめること

一軒家は、部屋の中の写真だけでは量が分かりません。次の場所を、見積もりの前に撮っておきます。

  1. 道路から見た家の全体と玄関まで道路の幅、玄関から道路までの距離、段差や階段が分かるように撮ります。
  2. 敷地の中庭・物置・ガレージを、離れた位置から全体で撮り、扉を開けた中も撮ります。
  3. 屋根裏・天袋・床下収納・倉庫入口と、奥まで見える位置から撮ります。
  4. 重い物・大きな物金庫・ピアノ・庭石・ブロックは、置いてある場所と、大きさが分かるように撮ります。
  5. 階段と2階階段の幅と、2階にある大きな家具を撮ります。

国民生活センターは、遺品整理を頼むときについて、次のように呼びかけています。

区・市が集めない物が出てきたときは、その物の名前と大きさを、見積もりの段階で伝え、作業に含まれるかを確かめます。

よくある質問

一軒家の遺品整理の相場は、いくらですか?

国や区が決めた額ではなく、料金は事業者ごとに違います。国民生活センターは、作業の内容も料金も業者ごとに違うので、いくつかの業者から見積もりを取って比べるよう呼びかけています。一軒家は、物置・庭・屋根裏など敷地の中の物で量が変わるので、場所ごとの写真を用意して確かめます。

庭の土や石は、区に出せますか?

大田区は「土(園芸用を含む)・砂・石・灰など」と、コンクリートブロック、レンガを、区では収集できないものとしています。世田谷区も、家庭菜園やガーデニングで使った土・砂・石・ブロック・レンガは収集できないとしています。川崎市は、直径30cm未満の石・レンガと、39cm以下のコンクリートブロックを、粗大ごみ受付センターへの申し込み(無料・1回5個まで)で出せるとしています。

物置は、どうやって出しますか?

世田谷区は粗大ごみ(有料)で、最大辺とその次に長い辺の合計が200cm以下なら解体は要りません。それ以上は解体が必要で、床面積2畳までです。大田区は、解体せずに1人で出せる簡易な物置と、一坪以内の解体した物置が、粗大ごみの品目にあります。川崎市は、100kg以上や2m以上の物を処理困難物として収集しません。

耐火金庫やピアノは、粗大ごみに出せますか?

大田区は、ピアノと耐火金庫を収集できないものとしています。世田谷区も、耐火金庫とピアノは専門業者への依頼です。川崎市は、ピアノは購入店に相談(電子ピアノは粗大ごみ)、耐火性の金庫は市では処理せず、販売店などに相談するよう案内しています。

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出典

確認日: 2026年10月31日

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